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シブヤ大学
―シブヤがまるごとキャンパスというコンセプトの『シブヤ大学』の講義の中から、シブチャンスタッフが実際に講義を受講しレポートするコーナーです。―
■講義名:ファーマーズマーケットに遊びに行こう!~日本の農を考える~
■講 師:Farmer's Market Association田中氏
■日 時:2009年09月19日(土)14:00~15:30
■場 所:国際連合大学
「都市での農的生活」をテーマに、有機野菜や季節の果物・花々など自然の恵みを畑から都市に直送し、都市と農を繋げるコミュニケーションの場として開かれている「ファーマーズマーケット」。昨年11月から表参道GYREほか全国主要都市10か所にて開催されており、今年の9月5日からは毎週土日に、青山通り沿いの国際連合大学にて定期的に開催される事となりました。
「ファーマーズマーケット」を知り日本の農を考える!をテーマに、シブヤ大学表参道キャンパスの文化祭の一つとして行われた今回の授業の講師は、Farmer's Market Associationの田中氏。会場には農業に興味を持つ沢山の生徒さんが集まり、清々しい青空の下での講義となりました。
まずは、田中先生から「ファーマーズマーケット」についてお話がありました。「ファーマーズマーケット」の買い手の魅力は、作り手である農家さんから直接生の声が聞けるということ。そして作り手にとっての魅力は、商品を購入する際に生まれる、買い手とのコミュニケーションなのだそう。生産者の方は孤立しがちで、中には自分の生産物とだけ向き合う様な日々を過ごす方もいますが、「ファーマーズマーケット」のような場が開かれることによって、多くの人と交流が持てたり、その場でお客さんから「美味しい!」と言ってもらえたりと、生産者の方にとっても大きな励みになるのだそう。以前は月1回の開催というイベント的なものでしたが、「ファーマーズマーケット」をより日常的に取り入れて欲しいとの願いから、毎週開催される事になりました。
挨拶も兼ねての説明の後、生徒さんは3グループに分かれてFarmer's Market Associationのスタッフさんに案内されながら「ファーマーズマーケット」を視察!会場には、脱サラ4年目となる軽井沢農家の2代目、依田さんの「軽井沢サラダファーム」や、美味しい無農薬の高原野菜を届けている「太陽と雨農園」、関東の農家さんを中心に旬の有機野菜や果物を販売している「メルカド」、プチ農業体験も主催している八ヶ岳の「井上農場」のほか、多数のお店が出店していました。農家のみなさんはとても陽気で、「食べれば分かる!」と言わんばかりに、ご自慢の自家製の野菜や果物などをその場で試食させてくれて、産地の情報も織り交ぜながら丁寧に説明してくれました。生産者だからこそ知っている美味しい食べ方や調理方法、耳寄りな情報も教えてくれて「へぇ~!そうなんですね!」と、興味津々の私たち。美味しさを届けたい!自然と共存するのはおもしろい!という生産者の真っ直ぐな想いも伝わってきました。また、「親孝行いかがですか?」と掲げられたテントでは、平日はサラリーマンをしているという“農家の倅”が、親孝行のために「倅価格」でお野菜を販売!両親の作ったお野菜を手に生き生きとした姿がとても印象的でした。
そしてスタート地点に戻ってきた私たちに、「美味しさを分かって1人でも多くの人が農業に興味をもってくれれば自給率も上がるはず!」と依田さんからもお言葉をいただき、授業はお開きとなりました。
「ファーマーズマーケット」を通して、本当の豊かさ、日本の農業、さらに世界が抱える自然環境の問題へと、大きな視点を持って農業を考えることができれば…それがFarmer's Market Associationの想い。会場を一回りして集合場所に戻ってくると、スタートした時とは少し違った気持ちになっていました。農家さんとの距離が縮まり、“農”が私たちの生活により密着した存在になった気がしたのです。直接顔を合わせて、会話を楽しんで、安心して美味しくいただけるお野菜や果物などを手にした時、「ありがとう」という感謝の言葉を、心から発する事が出来たのを今でも覚えています。













