10/08/30-10/09/05
シブヤ大学
―シブヤがまるごとキャンパスというコンセプトの『シブヤ大学』の講義の中から、シブチャンスタッフが実際に講義を受講しレポートするコーナーです。―
■講義名:一杯の美味しいコーヒーができるまで
■講 師:長尾照彦・南川剛士
■日 時:2008年5月17日(土)15:00~17:30
■場 所:ヒルサイドウエスト・サロンウエスト
今回の講師は、タリーズコーヒージャパン株式会社 商品マーケティング ビーンズチーム所属の長尾照彦さんと商品開発グループ所属の南川剛士さん。スマトラ島で生産された『スマトラリントン』というタリーズのおいしいコーヒーを頂きながらの授業となりました。
タリーズのコーヒーショップに入って注文するコーヒー。この一杯のコーヒーがどのくらいの期間を経て私達の手元に届いているか、みなさんは知っていますか?実は、苗から植えてお店で私達が飲むまでに約3年~4年の歳月が経っているそうです。今回頂いた『スマトラリントン』も、その長い旅を経て東京・代官山で、生徒さんの手元に届きました。
この香り高いコーヒー『スマトラリントン』はタリーズコーヒーとの“フェアトレード”(経済的・社会的に立場の弱い発展途上国の小規模生産者に対して、安定した価格の設定や代金の前払い、長期取引を保証)の元に生産されています。そこにあるのは絶対なる信頼関係。よりよいコーヒーを作るため、現地生産者の意見や宗教を尊重し、みんなで考え話し合います。こうして出来たコーヒーを、遠く離れた日本で飲むお客さんの写真や感想(訳済)を生産者へ送ることで、より一層意識の向上につながるそう。コーヒーによって海の向こうの人達に笑顔をもたらしている・・・その様子を見る生産者を想像しただけで、なんだか胸が熱くなってしまいました。
そして、この『スマトラリントン』の売り上げの一部は、村の高校に寄付される仕組みとなっており、子ども達の教育支援にも役立っているそうです。高校側が“今一番必要だと思う物”を選んだ結果、前回はパソコンが購入されたとか。そのパソコンから、自国で生産されたコーヒー豆の行方を追っているのでしょうか。みんなで日本の様子を覗いているかもしれませんね。
授業の中盤には「日本はコーヒーの輸入量が何番目に多いでしょう?(A.3位)」「日本に最初にコーヒーが伝わったのはいつ?(A.江戸時代)」などというクイズも出題され、正解者には『どうぶつむらのうんどうかい』という絵本が配られました。“絵本を読む子どもたちへ夢や希望を与えたい”というタリーズ主催の「タリーズピクチャーブックアワード」で2004年にストーリー大賞に選ばれた絵本『どうぶつむらのうんどうかい』。この絵本はスペイン語に翻訳され、ガテマラやエチオピアの生産者の子どもたちにも配られたのだとか。このような活動からも生産者との信頼関係をとても大切にしているということを感じました。
長尾先生、南川先生の軽妙なトークであっという間だった今回の授業。気持ちを込めてコーヒーのお話をするおふたりの様子がとても印象的でした。最後は先生たちの呼びかけで、生徒さんたちも『スマトラリントン』の感想を生産者の方へ送ることに。もちろんシブチャンスタッフも気持ちを込めて書かせて頂きました。私達の思いが生産者の元へ届くのだと思うと、とても楽しみです。
コーヒーを飲むリラックスタイムにふと思い出してみて下さい。あなたが飲んでいるその一杯が海の向こうの人を幸せにしていることを・・・。













