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シブヤ大学
―シブヤがまるごとキャンパスというコンセプトの『シブヤ大学』の講義の中から、シブチャンスタッフが実際に講義を受講しレポートするコーナーです。―
■講義名:『生命、三種の神器』~水、エネルギー、食物から未来を描く~
■講 師:アニリール・セルカン
■日 時:2008年3月15日(土)12:00~13:30
■場 所:ケアコミュニティ・美竹の丘
今回の講師は、東京大学大学院助教・エール大学客員教授・NASA宇宙飛行士候補・元アルペンスキートルコ代表(!)などなど、錚々たる肩書きの持ち主であるアニリール・セルカン氏。ケアコミュニティ・美竹の丘でスライドを見ながらの授業となりました。
「私の仕事は未来を考えること」と言う先生。興味深かったのが「ロボットに対する考え方の違い」というお話です。日本の感覚からするとロボットは“友達”。アニメの世界はもちろん、現実社会でも掃除をしたり子供と遊んだりするロボットの開発など、とても平和的なイメージです。しかし、海外の感覚ではロボットは“敵”。凶暴で友達には成り得ない存在だそうです。この感覚の違いにはびっくりしてしまいました。先生は「掃除をしてくれるロボットが1万円でも僕は買わない」そう。この感覚の違いについて先生は、「治安が悪い海外は、環境的にそう考える事ができない。でも日本は平和で、アニメが(あらゆる可能性が広がる)“未来”を見せてくれる。」と言い「だからこの日本のいいところを世界に伝えて欲しい。」ともおっしゃっていました。
先生は現在、インフラに依存しないで暮らせるインフラフリーの住宅について研究・開発を行っています。“家庭で出るゴミをエネルギーにする=ゴミがでない家”を、今のライフスタイルのクオリティーを守りながら実現させるのが先生の考えです。今年イタリア・ナポリ市では、ゴミの埋め立て処分が限界に達し、ゴミの回収が停止。その為、町中にゴミが溢れかえってしまったそうです。ナポリに対して“風光明媚な町”というイメージを持っていたシブチャンスタッフは、その写真をスライドで見た時にぞっとしてしまいました。この写真を見せた後に先生は、家庭から出たゴミを処理場まで運ぶシステムを不要なものとし、家でゴミを電気や熱に切り替えられれば、ゴミの回収が停止になっても問題にならない未来になるのではないかと話していました。この話しから、遠い未来のように感じていたハイテク住宅環境の実現はもう近いのだという事を強く実感しました。
インフラが整い何不自由なく生活できている日本。しかし、現時点ではインフラが整っている国のほうが少ないそうです。ゴミ問題が深刻化する日本も、このままだとナポリ市のような状況になってしまう事は私にも想像ができます。「水・エネルギー・食物」を自ら創りだす未来がもうすぐそこへ来ているのかも知れません。



















