12/01/23-12/01/29
シブヤ大学
―シブヤがまるごとキャンパスというコンセプトの『シブヤ大学』の講義の中から、シブチャンスタッフが実際に講義を受講しレポートするコーナーです。―
■講義名:思いを彫る。想いを刷る。~版画でつくるポストカード~
■講 師:前田ひさえ
■日 時:2008年1月19日(土)15:00~17:30
■場 所:kurkku library(クルック ライブラリー)
今回の講師は、イラストレーターとして活躍するかたわらkurkku libraryスタッフとしての顔も持つ前田ひさえ氏。天候にも恵まれた当日は、教室となったkurkku libraryにも柔らかい日差しが降り注ぎ、まったりとした雰囲気の中授業がスタートしました。
今回は、“作り方を楽しむ”をテーマに2版刷りのゴム版画に挑戦です。
まずは、作品のモチーフをラフ書きします。細かい部分は初心者には難しいという事で、細かい部分は除きざっくりと描いていきます。普段使いの葉書用に、友達へのバースディーカードに、来年の年賀状用にと生徒さんのモチーフは様々。悩みながら、時には談笑しながら書き進めていきます。先生も生徒さんのイメージを聞きながらアドバイスをして回ります。
ラフ書きが仕上がったらトレーシングペーパーへ写し、色鉛筆で色を塗ってイメージを形に。その後、カーボン紙で1版ずつゴム版へ転写します。
ここまで来たら、後は怪我に気をつけて彫っていくだけです。みなさんの顔は真剣そのもの!疲れも見せず黙々と彫っていきます。ゴム版の匂いや彫っていく感触・・・シブテレスタッフは、その静かな時間の中で小学校時代の図工の時間を思い出し、懐かしさに浸っていました(今回は見学のみで参加させて頂きました)。休日の午後にぼんやりと思いを巡らせるなんて事も、大人になると贅沢に思えるものなんですね。
そして、作品が彫り上がった生徒さんから順に色を付け刷っていきます。みなさん期待と不安が入り混じった様子で、見ている私たちもドキドキ。ゴム版をゆっくり剥がし、刷り上った作品が見えた瞬間、一同から「おー」という歓声が沸きあがります。続々と誕生する作品は十人十色。やっと仕上がった作品をうれしそうに何度も眺めたり、お互いの作品を見ながら褒めあったり・・・教室全体がひとつになった時間でした。
最後は「気ままに書くのとは違う楽しさを味わえてもらえたならうれしいです。またやってみて下さい。」という先生の言葉と拍手で授業は終了しました。
何事も時間をかけずに出来てしまう世の中だからこそ、時間をかけて丁寧に作られた物の温もりや想いが心を豊かにしてくれるのだと思います。教室に居たみんなの心を豊かにしたそれぞれの作品は、それぞれの大切な人の元へ届けられます。それを受け取った人は、きっとそのうれしさを、大切な人へ伝えることでしょう。こんな風に“幸せの連鎖”が広がっていけば素敵ですね。そんなチカラが手作りにはあるのだと改めて感じました。



















