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狩集 紘一 (かりあつまり こういち)[警視庁捜査第四課○暴刑事(デカ) 著者]

2008.03.03 UP




鹿児島県出身、1962年警視庁警察官として入庁、渋谷警察署を振り出しに警視庁刑事(デカ)となり、 警視庁捜査第四課(広域暴力団対策官など)同暴力団対策課(理事官)など歴任後、2001年警視庁竹の塚警察署長に就任、
41年余り勤務し2003年警視総監功績章を受賞して定年退職、後輩刑事へのメッセージとして[警視庁捜査第四課○暴刑事(デカ)]を執筆。

内容は1962年警視庁警察官を拝命、警視庁刑事となり念願の暴力団担当刑事(○暴デカ)になった後、 暴力団壊滅に執念を燃やし暴力団との壮絶な戦いと刑事魂を著者自身の生きざまが描かれている。

現在は、ASF(反社会的勢力の略称)対策アドバイザー(商標登録)として、 企業等に対し暴力団等反社会的勢力グループに対する対応対策などアドバイスしているほか、 財団法人暴力団追放運動推進都民センター講師、行政書士として活躍中。


Q 何故刑事になられたのですか?
A 私の一番最初の勤務地は渋谷の交番でした。今でこそ若者であふれていて明るい街ですが、40年程前の当時はその明るさもなく暗い街でした。
街では暴力団が肩で風を切り、我がもの顔でかっぽし市民に迷惑を掛けていました。市民に絡む暴力団を制圧したことも多々あります。
そういった場面を見ていた市民の方から「若いのに勇気があって頼もしい!」と激励の声をかけていただいたこともあります。
このような経験を経て、将来は暴力団担当刑事(○暴デカ)になり、暴力団取締りを徹底して、都民の期待に応えたいと思いました。
ですから渋谷は私に刑事になるきっかけをくれた街になりますね


Q 何故 [警視庁捜査第四課○暴刑事(デカ)]を執筆されたのですか?
A 私を育てくれた警視庁捜査第四課は、昭和33年11月当時社会に迷惑をかけ社会問題となっていた、 暴力団の取締り専門部署として警視庁に設けられ、暴力団の取締りに先輩刑事らが、すばらしい成果を挙げ都民の期待に応え「華の捜査第四課」の基礎を築き、暴力団にニラミをきかせていたのです。
その「華の捜査第四課」に各級幹部として、伝統を引き継ぎ育ててもらい永年勤務できた「華の捜査第四課」は、組織の変更により「組織犯罪対策第四課」となりました。暴力団壊滅に取り組んでいる後輩刑事へ捜査第四課刑事(デカ)魂の伝承とさらなる活躍へのメッセージ・応援歌になればとの思いからでした。


Q 本を書くにあたっての苦労した点は
A 刑事をしておりましたので調書は書きなれておりましたが、小説は初めてであり、資料を集めることに時間がかかりました。
入稿した後、癌のため入院し15時間余りの手術を受けた直後、訂正がはいり激痛に耐えながら作業をして出版にやっとこぎつけました。
また、個人情報の保護の観点から関係者の了解と理解を得るのに苦労しました。


Q 良かった点やエピソードは
A 先輩刑事より「華の捜査第四課」の名前が消えてさびしい思いがしていたが、 捜査第四課刑事(デカ)魂の伝承と後輩刑事のためになることが書かれていて良い本だ、 現職を思い出し一気に読ましてもらったなどと喜んでいただき、出版して良かったと思いました。


Q 読者にはどんな点を一番読んで貰いたいですか?
A 一般の方には市民のため治安の裏方として、全国で黙々と地道に活躍する刑事にも辛さ、 厳しさがあることを事件捜査やエピソードをつうじて知って貰いたかったこと、暴力団壊滅に真剣に取り組んでいる刑事の姿、家族愛など読んでいただけたらと思います。
後輩刑事には刑事の生き方の参考にしていただければと思っております。


Q 狩集さんにとって仕事とは何んでしたか。
A 刑事という仕事で「男のロマン」と「社会正義を実現する」ことにありました。


Q 今後の展開は?
A 警視庁捜査第四課で長く育てて貰ったことに感謝し、反社会的勢力いわゆる暴力団、総会屋、 エセ同和、エセ右翼、会社ゴロ、新聞ゴロなどの分野で、ASF(反社会的勢力の略)対策アドバイザーとして、 これからも癌と戦いながら、社会の敵反社会的勢力の壊滅に市民の立場で係わっていきたいと思います。


取材後記
このコーナー[PEOPLE]もついに30回目を迎えました。 渋谷にまつわる様々な分野で活躍する30名の方にお会いし、 作品をとうしてご紹介してきました。

30回目の今回は、 もと警察署長をなされていた警察官ということで、 今までとは違った話を聞くことが出来ました。
治安の悪い時代を経て、今の若者の街[渋谷]が 存在するという話は、とても考え深かったです。
今後も日本の治安を守る立場として、是非 お体に気をつけてがんばって頂きたいと思います。

[本の紹介]
警視庁捜査第四課○暴刑事(デカ)
狩集 紘一著 音羽出版㈱ 03-5807―7037
2007年07月発行 1,575円


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