12/01/23-12/01/29
監督
クリスチャン・デュゲイ
キャスト
シャーリー・マクレーン
バルボラ・ボブローヴァ
マルコム・マクダウェル
他
配給
ピックス
上映館
Bunkamura ル・シネマ 他
ジャンル
FASHION&LOVE
客層
20~60代 男性:女性(1:9)
グッズ
プログラム・ビーズリング・関連本・サウンドトラック等(詳しくは劇場にお問い合わせください。)
穴場の時間
ロングラン上映をしてきて公開期間は後僅かなのに、それとも、だからこそなのか、驚くほどの席の埋まりっぷり!せっかく“CHANEL”ですし、Bunkamuraの中ですし、余裕を持って優雅に着席することをおすすめします!
世界のトップファッションブランドの歴史とその背景、そして上質なラブ・ストーリーを堪能し、どんなことがあっても決して諦めないココの強さからは、同じ女性としてパワーをもらいました。
◆ストーリー◆
1954年パリ。15年の沈黙を経て、復帰コレクションを開催したココだったが、評論家や顧客たちに「過去から脱却できないシャネル」と酷評されてしまう。そんな時、ココは孤児だった自分が現在の地位を手に入れるまでの日々を思い出す。それは自分のキャリアだけでなく、彼女を奮い立たせ、支え、勇気づけてくれた数々の愛の思い出でもあった。最初の恋人、エチエンヌとのロワイヤリュでの生活。シャネルが最も愛した男、ボーイ・カペルとの試練ともいえる深く悲しい恋。それと引き換えに手に入れたデザイナーとしての地位…。数々のでき事を回想しながらココは、再起を誓うのだった。
◆見所ポイント◆
この作品は、よくある“仕事を頑張る女性のファッショナブルなラブストーリー”ではありません。“ファッション”メインの映画の軽さはなく、ココ本人を丁寧に描くこと、そしてまわりの人物の存在や恋愛についても丁寧に描くことで、ココ・シャネルという人物象を浮き彫りにし、ヒューマン・ドラマとしてもラブ・ストーリーとしても見ごたえのある作品となっています。
まずは、“シャーリー・マクレーンがシャネルを演じる”ということが楽しみでしょうがなかった私。彼女、今年75歳です!その貫禄の中にも感じるかわいらしさ、強さに重なる憂いある眼差し・・・まさにハマり役!「美しさは女性の武器であり、装いは知恵であり、謙虚さはエレガントである」そんな言葉を残したガブリエル・“ココ”・シャネルを、説得力を持って演じられる女性は彼女しかいないでしょう。彼女でなければ、こんなにも見応えのある作品にはならなかっただろうと、観終わった後も改めて思いました。
そして、孤児院を出てから最愛の人との日々を終えるまでのココを演じているのが、イタリアの注目株ではありながら、世界的にはまだあまり知られていない若手女優バルボラ・ボブローヴァ。彼女の姿をスクリーンで観るまでは、シャーリー・マクレーンに気を取られすぎていて、若き日のココを演じるのが誰かということは気にもしていなかったのですが、すっかり虜になってしまいました。幸せを手に入れられる美貌と才能を持ち合わせながら、幸せになるためにはハンデにもなり得る強さとプライドを持ったガブリエル・シャネルからココ・シャネルまでを見事に熱演しています。
言わずもがな、ココを演じた2人のために用意された衣装は70着にも及ぶというだけあって、シャネルの歴史をたどる衣装も見どころのひとつ。シャーリー・マクレーンの登場シーンには、シャネルブランドの象徴であるエレガントなシャネルスーツやキルティングバッグなどが登場しますが、バルボラ・ボブローヴァ演じるココは、彼女の「生活から生まれるアイデアとひらめき、希望をスタイルとして実現する」才能と行動力を見せてくれます。麦わら帽子に美しい飾りを付けたもので社交の場に現れたり、乗馬のために男性もののセーターとパンツを借りて登場したり、戦時下に訪れた避暑地で漁師の服を参考にジャージー素材の服を生み出したり・・・ココの発想は人々に驚きや戸惑いを与えながらも、そのセンスでシャネルスタイルを世界的に憧れられるスタイルにさせていきます。
世界のトップファッションブランドの歴史とその背景、そして上質なラブ・ストーリーを堪能し、どんなことがあっても決して諦めないココの強さからは、同じ女性としてパワーをもらいました。



















