12/01/30-12/02/05
監督
ガス・ヴァン・サント
キャスト
ショーン・ペン
ジェームズ・ブランコ
エミール・ハーシュ
ジョシュ・ブローリン
ディエゴ・ルナ
他
配給
ピックス
上映館
シネマライズ 他
ジャンル
ヒューマン・ジェンダー
客層
20~40代 男性:女性(5:5)
グッズ
プログラム 等(※詳しくは劇場にお問い合わせください。)
穴場の時間
アカデミー賞等の絶大な前評判の影響もあり、平日でもある程度席は埋まっています。ゆったり見たい方はお早めに席を確保してください。内容的には昼でも夜でもアリ!
ミルクとしての人生を終えた今、彼はどうしているのだろうと勝手な心配をしてしまうほど、その瞳はハーヴィー・ミルクとして語り、ハーヴィー・ミルクとして生きていました。
◆ストーリー◆
1972年のN.Y.で、ミルクは20歳年下のスコットと恋に落ちる。2人はサンフランシスコに移り住み、カストロ地区と呼ばれる地域でカメラ屋を開く。やがてミルクは同性愛者など社会の弱者の“声”を伝えるべく政治の世界へ…。1977年サンフランシスコの市政執行委員選に4度目の出馬で当選。しかし翌年、マイノリティを支援する条例を実現するため行動する中、敵対する市政執行委員の凶弾に倒れた。彼の人生最後の8年間、何があったのか…。
◆見所ポイント◆
すばらしかったです!ハーヴィー・ミルクという人物が、N.Y.で“自分”を隠して暮らしていたときから、“自分”を解放し、世界に大きな風を吹かせ、人生を終えるまでのストーリー。丁寧に描かれていながらも決してだらけることはなく、最後まで一気に心を持っていかれました。
まずは何をおいても見事なのが、この作品でアカデミー賞主演男優賞を獲得したショーン・ペンの“ミルク”っぷり。もちろんそこにはショーンの個性や演出がプラスされているのですが、ミルクとしての人生を終えた今、彼はどうしているのだろうと勝手な心配をしてしまうほど、その瞳はハーヴィー・ミルクとして語り、ハーヴィー・ミルクとして生きていました。
そしてそのショーン・ペン演じるミルクのまわりを固めるメンバーの魅力的なこと!ミルクの恋人スコット役のジェームズ・ブランコをはじめ、エミール・ハーシュ、ディエゴ・ルナ・・・みんな個性的で、人間的で、「生きている」感じ! 私は女性であり、同性愛者でもありませんが、すっかり彼らの虜になり、その中に身を投じて熱くなってしまいました!
“マイノリティー”とは言われずとも、みなそれぞれ異なる部分、弱い部分を持っているのが人間。中でも口に出して言えない類のことを、声を大にして叫び、人々の心を捉えて大きな動力に変えたハーヴィー・ミルクに敬意を表し、そしてそんな人生をこんなすばらしい映画として世に届けてくれたガス・ヴァン・サント監督に感謝します。
題材が題材なだけに、この作品を受け入れにくい人もいるでしょう。ですが、この作品がここまで盛り上がりを見せていることは、「時代がここまで来た!」とも感じさせてくれます。ストーリー、俳優陣、映像、その全てが見事なので、興味のある方ならまずは映画館で観ることを心からおススメします!!



















