12/01/23-12/01/29
監督
マドンナ
キャスト
ユージン・ハッツ
ヴィッキー・マクルーア
リチャード・E・グラント
他
配給
ヘキサゴン・ピクチャーズ
上映館
ヒューマントラストシネマ渋谷 他
ジャンル
青春映画!
客層
20~50代 男性:女性(3:7)
グッズ
プログラム 等(※詳しくは劇場にお問い合わせください。) 等(※詳しくは劇場にお問い合わせください。)
穴場の時間
ヒューマントラストシネマ渋谷は中規模のシアターですが、とても雰囲気がよく、平日ならゆったりと贅沢に鑑賞できます。一人で鑑賞していた人多し。
マドンナ1人の目指したものを3人に分けて表現したことで、“あの世界のマドンナ”ではなく、夢を描きながらも葛藤やジレンマにも悩む一人の人間としての部分が伝わってくる。思いもかけない真面目な脚本に驚いた。
◆ストーリー◆
様々なカルチャー、民族、言語が渦巻く街、ロンドン。AKはミュージシャンとしての成功を、ホリーはバレエの舞台で踊る日を、ジュリエットはアフリカの貧しい子供たちを救うことを夢見ながら、理想からは程遠い現実を生きている。コインの裏表のように一体である“filth=墜落”と“wisdom=賢明”のあいだを彷徨いながら、夢を追いかける毎日。マドンナの初監督作品であり、マドンナ自身を投影させた、3人の夢見る若者たちの青春映画!
◆見所ポイント◆
世界のオピニオンリーダー“マドンナ”の初監督作品。もっとド派手にいくのかと思いきや、前評判や告知も意外と控え目・・・色々な形のPR活動は見られたものの、「マドンナなのに?マドンナだから?」と疑問と期待を胸に劇場に向かった。
観はじめてもしばらくはペースが掴めず。でも、1/3もすれば魅力的な登場人物に引き込まれ、3人の姿に自分を重ねていた。この作品で描かれている作家、ミュージシャン、ダンサー、どれかを目指しているわけでもなく、民族問題、家庭問題に直接関係なくても、3人の葛藤に共感し、ベッドで眠る姿に自分を重ねる人は多いだろう。それは多くの人が、今か昔か、夢や憧れがあるのに思うようにいかず、それとは別の生活をしている自分を知っているから。マドンナ1人の目指したものを3人に分けて表現したことで、“あの世界のマドンナ”ではなく、夢を描きながらも葛藤やジレンマにも悩む一人の人間としての部分が伝わってくる。思いもかけない真面目な脚本に驚いた。
また、俳優陣がすばらしい!大御所俳優のリチャード・E・グラントは存在感たっぷりだし、主演の3人も本当に魅力的!役作りというより本当にリアルで、それがまた観ている人々を引き込む。特にAK役のユージン・ハッツは、アクの中にあるピュアな部分、無鉄砲ぶりに見え隠れする不器用な繊細さ、それらが共存するがゆえの葛藤・・・演じられているというより、彼のそういった魅力がそのままスクリーンに描かれているような・・・。AKなのかユージン・ハッツなのかは分からないが、とにかく魅力的なのである。
派手さもなく、問題作でもなく、マドンナ好きに特に薦める作品でもなく、「マドンナの初監督作品」というイメージからすると一見以外な様だが、やはり「マドンナだからこそ初監督でここまでできた作品」であることは間違いない。
観終わった後は、テンションが上がりすぎるわけでも下がりすぎるわけでもなく、ちょうど良い感覚。昼間に見て、それから1日をスタートするのも良さそうだ。



















