10/08/30-10/09/05
原作・脚本・編集・監督
橋口亮輔
キャスト
木村多江
リリー・フランキー
倍賞美津子
寺島進
安藤玉恵
他
配給
ビターズ・エンド
上映館
シネマライズ 他
ジャンル
夫婦愛
客層
10~40代 男性:女性(6:4)
グッズ
プログラム、ポスター、ポストカード、リキテックス「花の天井画 ひまわりセット」、サントラCD 等(※詳しくは劇場にお問い合わせください。)
穴場の時間
都内でも上映館が少ないのにランキングや口コミ人気が高いため、今後どんどん人気が膨らみそうな予感。平日や、週末なら午前中の部にするなど、ぜひゆったりと観れる時間に。
橋口監督が丁寧に丁寧に紡いだ糸に、出演者や多くの協力者がそれぞれそのままの色をのせ、そして織り上げられた一つの美しい絹織物。そんな、最高の日本映画です。
◆ストーリー◆
何事にもきちんとしなければ気がすまない妻・翔子は、初めての子供の死をきっかけに、精神の均衡を少しずつ崩していく。そんな彼女を全身で受け止めようとうする夫・カナオ。法廷画家のカナオが目にする90年代のさまざまな犯罪・事件を織り込みながら、苦しみを乗り越えて生きる人間の姿をあたたかく照らしだしていく。困難に直面しながら、一つずつ一緒に乗り越えていくふたりの10年にわたる軌跡をどこまでもやさしく、ときに笑いを交えながら感動的に描きだした、珠玉のラブ・ストーリー。
◆見所ポイント◆
シブヤ大学の講義で橋口監督のお話を聞き、コラムを書こうと候補に挙げていた作品から急遽変更!これまでにないほど期待してシネマライズに向かいました。結果、その期待以上。繊細で人間らしくて美しくて・・・本当に素敵な映画でした。
まず、どこの評にも書かれていますが、やっぱりこの映画の最大の魅力は、木村多江とリリー・フランキー。演技に見えないくらい自然で、「他の俳優でこの映画を撮ることは考えられなかった」と橋口監督もおっしゃっていましたが、いくら考えてもこの二人以外に代わりは思いつきません。特に、人柄が滲み出たリリー・フランキー演じるカナオの“目”は、リリー・フランキーであり、カナオでした。
そして個人的にとても印象に残っているのは“光”。後半~ラストにかけて、本当にきれいです。橋口監督がどこまで意識したかはわかりませんが、その光は心までしっかり届いて、胸がくるしいくらいあたためてくれました。
橋口監督が丁寧に丁寧に紡いだ糸に、出演者や多くの協力者がそれぞれそのままの色をのせ、そして織り上げられた一つの美しい絹織物。そんな、最高の日本映画です。
「おもしろかった」とか「感動した」とかでは終わらない、“大切な”映画になりました。この作品はぜひ劇場で観てほしいと心から思います。できれば大切な人と。ひとりで観たら、きっと大切な人に会いたくなります。













